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クラップスとは?

 

地域応援団として活動している「クラップスチアリーダーズ」です。地域の女性が地域をリードし、そして チアを通じて地域に参加できるようにと設立しました。結成から今年で15年。いわきからスタートした活動 は各地で認められ、現在は福島県と宮城県の13地区で3歳から73歳のシニアまで幅広く活躍しています。

 

元気届け隊とは?
 
常日頃、高齢者施設の訪問活動や各種ボランティア活動を行ってきました。東日本大震災後は、今こそ私たちが地域のチアリーダーとして笑顔と元気を届ける時だという責任感から、避難所や仮設住宅で「元気届け隊」を結成。避難されている方々の心身のケアと、孤立死防止の一助となるべく活動してきました。
スポーツ応援について
 
様々なスポーツの応援をさせて頂いていますが、プレイをする選手の思いを観客に届け、観客の声を選手に届けるという橋渡し的な存在であるということに使命を感じています。また、郷土を代表するにふさわしいチアリーダーになりたいという思いで、全国からいらしたお客様への歓待の気持ちを込めて会場を盛り上げています。憧れの空間に立つことによって子供たちの夢も広がります。

Q リーダーとして大切なことは何ですか? 

 

先人たちから学んだことに、自分の経験をプラスして、次世代を担う人々にレールをひくことだと考えています。

そのためには、感謝の気持ちを忘れず、古き良きものを大切にする心と、時代の波にあわせ挑戦するアクティブさが必要だと思います。常に周りに対してアンテナをはり、情報を収集し、後輩たちに新たな世界へのチャレンジする場の提供と、それにより得る達成感を味合わせてあげたいと思っています。

 

Q いつからこの活動を行っていますか?

 

平成10年にスタートしました。 東京での生活を終え地元に帰郷した際に、ふるさとの為に様々なイベントを企画し、盛り上げようと頑張っ ている方々の姿を見て、見える形で応援したいと思い結成しました。 ステージに立っている人は華やかな舞台で観客から拍手をもらうことができます。しかし、この町のために 色々なイベント企画している人もいれば、駐車場で誘導だけをしている人もいます。それらの人が望んでい ることは、イベントが成功し、この町が好きになってくれる人がもっともっと増えることだと感じました。 私は、そう人たちに拍手を送りたい。そして会場にいる人が一緒に手拍子をして一体感が生まれ、楽しい空 間が演出できれば、そういう縁の下の人たちの応援につながるのでは感じ、「拍手・手拍子」という意味の 「クラップス」を立ち上げました。

 

Q 活動を始めたときと比べ、どのように変化していきましたか?

 

「イベントを盛り上げるお手伝いをしたい」という思いで結成しましたが、地元の女性たちが活動に参加し美しく輝いていく姿や、子供達が新たな夢や目標をもってチャレンジする姿を見て、この活動には、「元気 を届けるたけではなく、元気を引き出し、自分自身も必要とされることで成長し輝くパワーがある」と感じ ました。ただダンスを踊る賑やかしの存在ではなく、女性が輝くためのプログラムの工夫も行っています。 プロスポーツの応援では、立ち居振る舞いから接客まで気配り目配りのできる女性を目標とした教育に力をいれ、子供達にはパフォーマンスを通じて表現力を養うことは勿論のこと、地域イベントへの参加によっ て郷土愛が生まれ、また高齢者施設の訪問活動は、核家族化でコミュニケーション力が低下している現代において、世代間交流が十分に行えていると感じています。仮設住宅の訪問活動は、各地で月に1度必ず行っており、子供たちの目線で高齢者とふれあうプログラムを組み立てています。

 

Q 活動を発展させる上で、どのような創意工夫をしていますか?

 

行政や各関係機関との連携は勿論ですが、できる限り多くの活動に参加をするようにしています。 また、パフォーマンスだけではなく、その空間や町が盛り上がるためのアイデアや、他団体とのコラボレー ション、何より市民の皆さんに参加して頂けるようなプログラムの提案を行うことにより、飽きさせない関係を構築するように工夫しています。

Q 周囲の人達の協力や共感の得るためにどのような行動をしていますか?

 

その土地や人柄にあった行動、相手の目線にたった行動を心がけています。自分達だけの利益を考えるのではなく、私たちの活動によって、周りの人たちが幸せな気持ちになるような空間づくりを提案しています。 また、この活動によって「どうなりたいのか」「どうしていきたいのか」という夢や希望を話し合うように しています。マイナスなことはなく、活動のすべてが人生にとってプラスになるということを話し合い、家族の理解を協力が後押しをしてくれています。

 

Q 活動を行っていく上でどのような責任を感じていますか?

 

個々の人生の1ページになっていると実感しています。教え子たちが、この活動がきっかけで様々な道に進みました。プロのチアリーダー・介護の仕事・テーマパークでの仕事・学校の先生など。子供達にとっては、これかの人生における可能性は無限です。無限の可能性を、井の中の蛙とならないように様々な世界を見せて体感させてあげたいと考えています。また、地域を代表するにふさわしい人材を育てるためには、自分自身がより地域と密接に関わっていかなくてはいけないとも考えています。

 

Q その活動は社会にどのように貢献されていますか?

 

この活動を通して行う教育では、所謂ダンスのスキルを磨くという身体的なものだけではなく、「人気者であること」 「成績が優秀であること」「何事にたいしても積極的であること」というリーダーとしての教育を重要視しています。最近では、教育機関での講演活動や、PTAが主催のコミュニケーションプログラムの提案、高齢者向けの生涯学習にも声がかかるようになりました。 15年の活動が花開き、多くの方が自分たちの故郷でいきいきと輝くためのエッセンスを提供できているので はないかなと感じています。 何より、東日本大震災では、今こそふるさとに笑顔と元気をというモットーの元に活動し、復興に向けて頑 張っている方や県外に対して、福島の女性や子供たちの姿を発信できたのではないかと思います。

この 活動が私たちを成長させ、更に故郷が好きになるきっかけとなりました。マイナスをプラスに変える力を強く感じました。

 

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